・ 4月、フツぞkの過激派が少数民族のツチ族に対してジェノサイド(大量虐殺)を開始(3ヶ月で約80万人が殺される)

・ 直後、ウガンダに潜んでいたルワンダの反政府勢力(ツチ族)が、ルワンダに侵攻。ルワンダ政府を追放し、政権を掌握

・ ジェノサイドの首謀者および加担者は、ツチ族からの報復を恐れた数百万人のフツ族一般市民と共に、周辺国(主にザイール=DRCの旧名)に逃亡

・ 逃亡先であるザイールの難民キャンプから、フツ族の過激派が再軍備化、新ルワンダ政府に攻撃をしかける

・ 逃亡先であるザイールの難民キャンプを拠点としたフツ族による軍事活動に対して、ルワンダ政府は制圧に乗り出す

・ 難民キャンプを解体したルワンダ政府軍は、ザイールの反政府勢力と組んで、ザイール首都に向けて侵攻

・ 反政府勢力がザイール領地内を拠点としていたアンゴラ、ウガンダ、ブルンジ各国も、ルワンダ側について参戦

・ ザイール敗北。(長期にわたる独裁体制はもとより、冷戦終結による米国からの支援喪失は、広大な国土を抱えるザイール政府を脆弱化させていた)

・ ルワンダ等に指示された反政府勢力のリーダー、ローラン・カビラが大統領となり、「ザイール」は「コンゴ民主共和国(Democratic Republic of Congo, DRC)」に改名

・ カビラ政権への不満を募らせたルワンダは、DRCの反政府新勢力を組織し、ウガンダ、ブルンジと共にDRC侵攻を開始

・ ところが、DRC政府は周辺数カ国から直ちに軍事支援を得る

・アンゴラ、ジンバブエ、ナミビア、チャド、スーダンはDRC政府側として参戦、ルワンダ政府等によるDRC侵攻は引き止められる。そして不安定な膠着状態へ

・ 状況を監視するために、国連平和維持隊(MONUC)が派遣される

・和平交渉の結果、2002年に周辺国軍撤退および選挙実施を含む包括的な合意に到達

・ 2003年、周辺国軍が撤退完了、暫定政府が設立される。状況の安定のために国連平和維持隊が拡大される

・ 一方、イトゥリ州と北キヴ州を中心に地方レベルの紛争が続く

・イトゥリ州では、ヘマ族とレンドゥ族との間の紛争が2003年に激化

・北キヴ州では、DRC政府による対ツチ族政策を不満とするローラン・ンクンダ将軍が、2004年から反政府軍を組織、戦闘を開始

・ 独立後初の民主的選挙となった2006年総選挙で、現職のジョセフ・カビラ大統領(父であるローラン・カビラは2001年に暗殺された)が当選

・ 2008年、ンクンダが率いる人民防衛国民会議(CNDP)の軍事活動が激化

・ DRC政府はかつての敵であったルワンダと同盟を結び、共同でCNDPを解体、政府軍に取り込むこと、未だDRCに残留するルワンダのフツ族反政府軍(ルワンダ解放民主軍、FDLR)を制圧することに合意

・ DRC政府は、南部スーダン、かつての敵であったウガンダとも同盟を組み、DRCに残留するウガンダ反政府軍を制圧することにも合意

・ ンクンダは逮捕され、コンゴ政府とCNDPは和平合意締結。CNDP以外の反政府勢力に対する攻勢の結果は未だに不明。部分的に紛争が続く

●大阪大学 コンゴ民主共和国 無視され続ける世界最大の紛争より